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私たちのミッション

言葉にならない想いに、出会う。

誰の心にも、「やりたい」「こう生きたい」という想いがあります。

けれど、その想いは、いつも初めから、はっきりとした言葉になっているわけではありません。

自然に触れること。
文化に触れること。
人と出会うこと。
そして、静かに自分自身と向き合うこと。

そうした時間の中で、まだ言葉になっていなかった想いは、少しずつ輪郭を帯びていきます。

一般社団法人kototamaは、日本を舞台に、日本文化の国内外への継承をはじめとするさまざまな活動を通して、一人ひとりが自分の中にある「やりたい」「こう生きたい」という想いと出会える場を育みます。

私たちが目指しているのは、外から答えを与えることではありません。

その人の中にすでにある想いに耳を澄まし、言葉を紡ぎ、その人なりの形へとつなげていくこと。そして、心と身体の両方から、自分らしく生きるための土台を育んでいくことです。

言葉にならないものに、耳を澄ます

kototamaの活動の原点には、代表理事が長年、IT・DX分野のコンサルティングを通して、経営者の「困っているけれど、うまく言葉にできない」という想いに伴走してきた経験があります。

デジタルとアナログの情報をうまく整理できない。
頭の中にある考えを、筋道立てて周囲へ伝えることが難しい。
思いついたことにすぐ動き出し、従業員や関係者が追いつけなくなってしまう。

表面上は、ITや業務の問題に見えるかもしれません。

しかし、その背景には、経営者自身の考え方や行動の特徴、組織の中でのコミュニケーション、そして本人にもまだ整理できていない想いがあります。

代表理事は、そうした言葉にならない想いを丁寧に引き出し、情報を整理し、IT・DXの改善として形にすることで、経営者だけでなく、そこで働く人たちも仕事を楽しめるようになっていく姿を見てきました。

私たちは、このような「まだ言葉になっていない想い」は、経営者に限らず、誰の中にもあると考えています。

人は誰もが、程度の差こそあれ、何らかの分野に不自由さや生きにくさを抱えていることがあります。

自分が困っていることに気づいていなかったり、何に困っているのかをうまく説明できなかったりすることもあります。

だからこそ私たちは、目の前に現れている問題だけを見るのではなく、その奥にある、まだ言葉になっていない想いに耳を澄ますことを大切にしています。

「できない」から、「やりたい」へ

困りごとや不自由さを、すべてなくすことは難しい場合があります。

また、自分では困りごとだと感じている特徴が、見方や環境が変わることで、その人の長所として発揮されることもあります。

例えば、考えるより先に動き出してしまうことは、周囲との歩調が合わない原因になるかもしれません。一方で、誰よりも早く一歩を踏み出せる、優れた行動力として生かされることもあります。

同じ特徴でも、置かれた環境や、その人が目指すものによって、意味は変わります。

大切なのは、その特徴を単純に良いもの、悪いものと決めることではありません。

私たちは、人は困りごとを解決するためだけに生きているのではないと考えています。

本当に大切なのは、「何ができないか」だけではなく、「本当は何をしたいのか」「どのように生きたいのか」に目を向けることです。

心から取り組みたいことが見つかったとき、困りごとは、ただ排除すべきものではなくなります。

やりたいことを実現するために、何を整える必要があるのか。
どのような工夫ができるのか。
誰の力を借りればよいのか。
そして、自分の特徴や困りごとと、どのように共に生きていくのか。

そのように考えられることが、困りごととの共存につながっていきます。

「やれない」ということだけに目を向けるのではなく、「やりたい」という想いに目を向ける。
「うまく生きられない」と自分を責めるのではなく、「こう生きたい」という方向を見つめる。

その視点の変化が、その人らしい生き方や生きやすさ、そして心の豊かさにつながっていくと、私たちは考えています。

だからkototamaは、「できないこと」ではなく、その人の中にある「やりたいこと」に光を当てます。

繰り返しの中にある、日本文化の豊かさ

kototamaが、日本文化、特に手仕事の分野を大切にしている理由の一つは、そこに、同じ動作を丁寧に繰り返す時間があるからです。

手を動かす。
素材に触れる。
香りを確かめる。
形を整える。

一つひとつの動作は、一見すると、とても単純に見えます。

しかし、同じことを繰り返しているように見えても、素材の状態、その日の身体の感覚、力の加減、呼吸や心の動きによって、出来上がるものは少しずつ異なります。

私たちは、単純な作業の中にこそ、応用があると考えています。

日本の学びには、基礎となることを繰り返し、自分の中に定着させていく考え方があります。

日本の武術でも、最初から試合や複雑な技に進むのではなく、受け身や身体の守り方、基本となる動作を何度も繰り返します。

長い時間をかけて基礎を身体に染み込ませることで、初めて、状況に応じた動きや自分なりの応用が生まれていきます。

手仕事も同じです。

受け継がれてきた技を学び、手や身体を動かし、素材と向き合う。その繰り返しの中で、技術だけでなく、物事への向き合い方や、自分自身の心と身体の状態にも気づいていきます。

また、手仕事や武術には、人から人へ、世代から世代へと、技が受け継がれてきた歴史があります。

技術だけを切り離して伝えるのではなく、その技が生まれた背景、先人たちの考え方、素材や自然への向き合い方とともに受け継いでいく。

そこに、日本文化の大切な美しさがあると、私たちは考えています。

すぐに答えを求めるのではなく、一つのことを丁寧に繰り返す。

その静かな時間が、自分の中にある、まだ言葉になっていない想いに気づくきっかけになります。

言葉と身体を、自分のものにする

自分の想いがうまく言葉にならないとき、人は、自分が何を望んでいるのかを理解することや、それを誰かに伝えることが難しくなります。

同じように、自分の身体を思うように動かせないとき、やりたいことがあっても、身体がその想いについていかないことがあります。

言葉と身体は、どちらも、自分の想いを外の世界へ表すための大切な手段です。

自分の中にある想いを、丁寧に言葉として紡ぐこと。
自分自身の身体を知り、その人なりに扱えるようになること。

その二つが少しずつ重なることで、人は「やりたい」「こう生きたい」という想いを、自分なりの方法で形にしていけると考えています。

kototamaが、想いの言語化、日本文化や手仕事、そして心と身体への取り組みを、一つのミッションのもとで行っているのは、そのためです。

私たちが目指す三つのこと

このミッションを形にするため、一般社団法人kototamaは、次の三つの事業目的を掲げています。

01 | 想いを引き出し、言葉と形にする

人の中にある、まだ整理されていない想いや困りごとに寄り添い、丁寧な対話を通して言葉として紡ぎます。

そして、個人や企業が自分たちなりの答えを見つけられるよう、ともに考え、その想いを実現するための形を提案します。

02 | 大和の美しさを再発見し、国籍を問わず伝える

日本に受け継がれてきた文化、手仕事、技術、自然との向き合い方を、あらためて見つめます。

目に見える美しさや技術だけではなく、その背景にある想いや考え方、受け継いできた人々の営みとともに、国内外の人々へ伝えていきます。

03 | 心と身体の豊かさを追求する

言葉を通して自分の想いを理解すること。
文化や手仕事を通して自分自身と向き合うこと。
そして、自分の身体を知り、その人なりに使えるようになること。

その積み重ねによって、一人ひとりが本来持っている美しさや力を発揮できるよう、心と身体の豊かさを追求します。

想いが、一人ひとりの望む未来へつながるように

想いを言葉にすること。
文化や人と出会うこと。
手を動かすこと。
自分の身体に向き合うこと。

それらは、別々のものではありません。

さまざまな出会いや体験を通して、一人ひとりの中にある「やりたい」「こう生きたい」という想いが少しずつ輪郭を帯び、その人が望む未来へつながっていく。

そのための場を育むことが、一般社団法人kototamaのミッションです。

活動と実績